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新機能が切り開く新たな3D映画の世界とは? 『ラビット・ホラー3D』クランクアップ

最新の3Dカメラで撮影するクリストファー・ドイル。ここから3D次世代が始まるのか?
ジャパニーズ・ホラーの牽引者である清水崇監督の最新作『ラビット・ホラー3D』が8日に都内でクランクアップした。
清水監督が前作『戦慄迷宮3D』に引き続き、3D作品に挑む本作。そこで大活躍したのが、パナソニック社が開発した最新の一体型二眼式3Dカメラレコーダー「AG-3DA1」である。
同機が映画撮影に使われるのは世界初のこと。
その驚くべき最新機能が切り開く新たな3D映画の世界とは?
「AG-3DA1」の最大の武器は、二眼同時ズーム。
ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』で使用された機材でさえもなし得なかった、この画期的な技術によって、これまで3D映画が苦手としてきた“スピードへの対応”が格段に向上した。
その結果、スクリーン面を軸とした“奥行き感”はもちろんのこと、これまで目の負担が大きいとされてきた“飛び出し効果”がよりナチュラルなものになった。
この“奥行き×飛び出し”の相乗効果は、ハリウッド製の3D映画では味わえない大きな魅力といえる。
撮影監督に起用されたのは、世界的フォトグラファーであるクリストファー・ドイル。彼にとって3D撮影は初の試みとなるが、ドイル本来の持ち味であるフィックス(固定)ショットや緩やかなカメラの動きは、3Dとの親和性が非常に高く、本人も「3Dという意識はない」という。
現場では、清水監督をはじめ、専用のメガネを着用したスタッフが、3Dモニターで映像のチェックを行った。
「即興性で美しく、変化に富んだ画を撮る才気はさすがだと思う」という清水監督の言葉からも“ドイル×3Dカメラ”の化学反応に期待が高まる。
物語はウサギの人形が誘う不思議の国に迷い込んだヒロイン(満島ひかり)が、神出鬼没のウサギ人間に襲われる恐怖を描く。
「3D効果を意識しすぎて、それだけになってしまうのではなく、恐ろしくもドラマ的な世界観を、前作(『戦慄迷宮3D』)以上に効果的に作り上げるように意識した」と清水監督。
観客を招き入れる“扉”はあくまでストーリーであり、そこに大きなうねりを与え、登場人物たちの感情を増幅させるのが3D映像なのだ。
なお、本年度のヴェネチア映画祭の「3D映画部門」の審査委員長を務める清水監督は、クランクアップ翌日の9日にもヴェネチアに発ち、同地で早くも本作のフッテージ上映(約3分間)を行う予定。
コンペティション部門の審査員長であり、『呪怨』のファンを公言するクエンティン・タランティーノ監督も鑑賞する予定になっている。
本編完成は今年12月、2011年の公開を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100909-00000002-piaeiga-moviより引用しました。
サントラ/戦慄迷宮CD~映画「戦慄迷宮3D」オリジナル・サウンドトラック~
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